第27回(2014)東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門出品ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督作品『とうもろこしの島』(TIFF上映タイトル『コーン・アイランド』)が、2016年9/17(土)~11/11(金)まで、東京・岩波ホールにて上映決定しました!全国順次公開予定です!
岩波ホール ホームページ
第27回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門出品
『とうもろこしの島』(TIFF上映タイトル『コーン・アイランド』)
Corn Island [ Simindis kundzuli ]
両岸で兵士がにらみあうなか、
老人と少女は、島に種をまき、苗を育てる。
森と大河の流れ、ときおり聞こえる銃声—–
大自然と人間の営み、戦争を描く珠玉の作品。
ジョージア(グルジア)と、ジョージアからの独立を主張するアブハジアは、1992年以降、激しい戦争状態にあった。両者の間にはエングリ川が悠々と流れている。この川は春の雪解けとともにコーカサス山脈から肥沃な土を運び、中洲をつくる。両岸で兵士がにらみ合い、銃弾が飛び交う中、アブハジア人の老人と孫娘は、昔からの風習のとおり、今年も中洲の小島に小舟で渡り、小屋を建てて、土を耕し、とうもろこしの種をまき、苗を育てる。戦闘は悪化し、ある日、傷を負った若いジョージア兵がこの島へ逃げこんでくる…。深い森と大河の悠々とした流れ、ときおり聞こえる銃声、とうもろこしを黙々と育てる老人と孫娘――セリフを極力抑えて、大自然のめぐりと人間の営みを対比させ、戦争の意味を問う寓話的な傑作。
監督:ギオルギ・オヴァシュヴィリ
脚本:ヌグザル・シャタイゼ、ギオルギ・オヴァシュヴィリ、ルロフ・ジャン・ミンボー
撮影監督:エレメル・ラガリ/美術:アリアンサイチャン・ダワーチュ
編集:キム・スンミン
音楽:ヨセブ・バルダナシュヴィリ
プロデューサー:ニノ・デヴダリアニ、エイケ・ゴレチ
キャスト:イリアス・サルマン、マリアム・ブトゥリシュヴィリ、イラクリ・サムシア、タマル・レヴェント
2014年/ジョージア・ドイツ・フランス・チェコ・カザフスタン・ハンガリー合作/アブハズ語・ジョージア語・ロシア語/100分/後援:在日ジョージア大使館)