アジア映画特集シリーズ「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」第3弾「カラフル!インドネシア」の上映ラインナップが決定しました!
世界一のイスラム教人口を有する一方、1万を超える島々を領し、地域ごとに異なる文化をもつ「究極の多様性の国」インドネシア。東京国際映画祭では、同国の多様性を反映した個性的な作品を1980年代から継続的に紹介してきました。今回はベテラン監督の最新作から、今後の活躍が期待される新世代の個性光るラインナップまで、計11本10プログラムをお届けします。
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「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA」部門 今年はインドネシア映画を大特集!
※第29回東京国際映画祭チケットは10/15(土)発売!
※出品作品の上映スケジュール、チケット販売方法は決定次第、東京国際映画祭公式サイトにてお知らせします。
監督:テディ・スリアアトマジャ
キャスト:トゥティ・キラナ、レンディ・アフマド、アネク・ジョディ、リンゴ・アグス・ラフマン
未亡人の淑女に訪れた、突然の恋。 艶やかに世界は色づき始める―。
大邸宅に暮らす65歳の未亡人ダユのもとに、メイドの後任として少年アビが雇われる。やがて淡い想いが互いに芽生えはじめるが…。年齢差や立場を越えた新しい愛のかたちを示す、3部作の完結編。
『タクシードライバー日誌』(2013年/89分)
監督:テディ・スリアアトマジャ
キャスト:レザ・ラハディアン、ラトゥ・フェリシャ
都会の孤独な青年の「聖と俗」を描き、タブーに切り込む野心作
ジャカルタのタクシー運転手アハマドは敬虔なムスリムだが、家に帰ればアダルトビデオに浸る無為の日々。そんな彼が知り合いの娼婦を助けるために黒社会に突入していく。アジアフォーカス・福岡国際映画祭13出品。
『ラブリー・マン』(2011年/75分)
監督:テディ・スリアアトマジャ
キャスト:ドニー・ダマラ、ライハアヌン・スリアアトマジャ、ヤユ・アウ・ウンル
「一夜かぎりの父と娘」 衝撃と感動に圧倒されるインドネシア映画の表現を広げた傑作
テディ監督(東京生まれ!)の3部作を一挙上映!――失踪した父を探してジャカルタに出た娘は女装して働く父を発見。一夜限りの再会の果てに和解は訪れるのか…。インドネシア映画の表現を広げた傑作。大阪アジアン映画祭2012出品。
監督:ニア・ディナタ
キャスト:シャンティ・パレデス、タラ・バスロ、タティアナ・アクマン
美しい三姉妹のそれぞれの恋のゆくえー50’s名作ミュージカルが華麗に現代に蘇る!
『分かち合う愛』(TIFF2006出品)などで知られる女性監督ニア・ディナタが、1956年の名作『三人姉妹』を現代に置きかえて描く華麗なミュージカル。個性の異なる美しい三姉妹の結婚話が快活に展開する。
監督:リリ・リザ
キャスト:チュッ・ミニ、クリストファー・ネルワン、ヤヤン・C・ヌール、アルマン・デワルティ、インダー・プルマタ・サリ
一夫多妻制の現実。「妻」として「母」として力強く生きた女性を描いた物語。
今年『再会の時~ビューティフル・デイズ2~』が本国でメガヒットを飛ばしているリリ・リザが早くも最新作を発表。元副大統領ユスフ・カッラの母親の自伝を原作に持つ、スラウェシ島を舞台にした強く生き抜く母と子の物語。
監督:アンガ・ドゥイマス・サソンコ
キャスト:チコ・ジェリコ、リオ・デワント、ジュリー・エステル
世界有数のコーヒー産地インドネシア発!「一杯の珈琲」にすべてを賭けるバリスタのビタースイートな青春ドラマ
ジャカルタのカフェ「Filosofi Kopi」を舞台に、オーナーとバリスタの青年コンビが一攫千金を狙って完璧なコーヒー作りに邁進するが…。期待の若手監督アンガ・ドゥイマス・サソンコが描くビタースイートな青春ドラマ。
監督:カミラ・アンディニ
キャスト:ライハアヌン、タンタ・ギンティン、パンジ・ラフェンダ・プトラ
夫からの突然の「第2夫人を娶る宣告」。インドネシア社会に問いかける結婚の形。
家事に追われるディアナは、ある日、夫から「第二夫人を迎えることにした」と告げられて困惑するが…。『鏡は嘘をつかない』(TIFF2011出品)が公開された女性監督カミラ・アンディニがインドネシア社会に問いかけるメッセージ。
監督:エドウィン
キャスト:マリアナ・レナタ 、ニコラス・サプトラ
美しい島々を舞台に、100年前の悲恋のルーツを探る物語。
『動物園からのポストカード』(TIFF2012出品)のエドウィン監督による全州国際映画祭製作の中編。インドネシア東部のマルク諸島を舞台に、100年前の悲恋伝説をなぞるかのように男と女が出会う、トロピカルなおとぎ話。
監督:モーリー・スルヤ
キャスト:ラディア・シェリル、ドニー・アラムシャ、キナーヨシ
夢見る少女か、サイコパスか。現実が虚構の闇に引きずり込まれる異色ファンタジー。
『愛を語るときに、語らないこと』(TIFF2013出品)で注目された新鋭女性監督モーリー・スルヤのデビュー作。複雑な家庭に暮らす少女の孤独な内面に寄り添うファンタジー。エドウィン作品のミューズ、ラディア・シェリル主演。