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2016.05.12 [トピック]
第29回東京国際映画祭
アニメーション特集「映画監督 細田守の世界」
Japan Now部門「監督特集 岩井俊二」
日本映画2大特集 決定!!

第29回東京国際映画祭 日本映画2大特集 決定!!
アニメーション特集 「映画監督 細田守の世界」、Japan Now部門 「監督特集 岩井俊二」
日本映画2大特集
 
10月25日(火)~11月3日(木・祝)開催の第29回東京国際映画祭では、日本映画をより世界へ強く発信していく企画として、2つの大きな日本映画特集を行います
 
1つ目はアニメーション特集として、長編アニメーション映画で日本の映画界を牽引し続ける映画監督、細田守さんを特集。最新作『バケモノの子』(15)は、昨年公開された邦画のNO.1ヒットを記録、全世界約50ヵ国で劇場公開されています。内外の観客・批評家から圧倒的な支持を得る映画作家である細田監督の初期の貴重な作品から最新作までを紹介する初の大規模上映となります。オリジナルモチーフで物語を紡ぎ、日本の今を活写しながら、新たな価値観を発信し続ける創作の軌跡を辿ります。
 
2つ目の特集は、近年の日本映画を振り返り、現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクションするJapan Now部門。本部門では、今一番海外に発信したい監督を一人ピックアップして特集しています。国内外で幅広く活躍し、アジアで絶大な人気を誇る日本を代表する映画監督、岩井俊二さんを特集。ハリウッドやアニメーションなど新しい挑戦を経て、久しぶりに日本で手がけた実写最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が注目を浴びている今年、改めて岩井監督の仕事を振り返ります。
 


 
アニメーション特集:「映画監督 細田守の世界」
★氷川竜介(アニメ特撮研究家・明治大学大学院客員教授)氏コメント
細田守監督は、時代とともに成長する映画監督である。恋愛・結婚・子育て・家族と世界の観客すべてに届く普遍的なモチーフを採用し、アニメーションという《動く絵》だけが可能とする表現を駆使して、感情重視の物語をつむぎ出す。常に高みをめざし、芸術に新天地の《地図》を描こうとする作家・細田守。その真摯な姿勢と成長の軌跡を、改めてたどることで、その作家性に迫り、世界へ発信する機会に期待したい。
 
<細田守プロフィール>
日本映画2大特集
1967年、富山県生まれ。東映動画(現・東映アニメーション)にてアニメーターを経て、『劇場版デジモンアドベンチャー』(99)で初監督。同社退社後、『時をかける少女』(06)を発表。記録的なロングランヒットとなり、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門特別賞を受賞。09年発表の『サマーウォーズ』はベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に選出。11年、プロデューサーの齋藤優一郎と共に、アニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。『おおかみこどもの雨と雪』(12)はフランスで観客動員数22万人を超えるなど、国内外で支持された。最新作『バケモノの子』(15)では国内観客動員数459万人を記録。サン・セバスチャン国際映画祭にてアニメーション映画として初のコンペティション部門に選出されるなど今なお世界各国での公開が続いている。
 


 
Japan Now部門:「監督特集 岩井俊二」
★プログラミング・アドバイザー 安藤紘平(映画監督・早稲田大学名誉教授)氏コメント
「JAPAN NOW」のコンセプトは、「今日の日本映画を通じて、海外に“日本の今”とそこに在る美意識、文化を再認識してもらう」ことと、「それらを創造した監督たちを海外に紹介する」ことです。岩井俊二監督は、常に“日本の今”を生きる若い世代を寓話的に語りつつ、記憶、時間、空間、社会といったものを彼独特の映像美学で表現する稀有な作家です。新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも、日本の美意識を基調に、普遍的な世界観を創造し、世界を視野に入れた作家として今こそ海外にアピールすべき監督です。
 
<岩井俊二プロフィール>
日本映画2大特集
1963年生まれ。1988年よりドラマやミュージックビデオ、CF等多方面の映像世界で活動を続け、その独特な映像は“岩井美学”と称され注目を浴びる。映画監督・小説家・作曲家など活動は多彩。監督作品は『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(93)『Love Letter 』(95)『スワロウテイル』(96)『四月物語』(98)『リリイ・シュシュのすべて』(01)『花とアリス』(04)海外にも活動を広げ、『New York, I Love You(3rd episode)』(09)『ヴァンパイア』(12)を監督。2012年復興支援ソング「花は咲く」の作詞を手がける。2015年2月に初の長編アニメーション『花とアリス殺人事件』が公開し、国内外で高い評価を得る。最近作は『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)。

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