今年7月4日に76歳で亡くなったイランの巨匠、アッバス・キアロスタミ監督。本作は、多くの時間をキアロスタミと共に過ごしたセイフラー・サマディアンによる追悼ドキュメンタリーである。とはいえ、フィルモグラフィを順に見せていくといった類のものではなく、撮影や打ち合わせの最中を含めたキアロスタミの素顔や日常が詩的に捉えられている。キアロスタミはTIFFとの縁も深く、『そして人生はつづく』(TIFF1992コンペ出品)から『シーリーン』(TIFF2009出品)まで多くの作品が上映された。
キアロスタミが最後に残した短編『Take Me Home』(16分)を併映。
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