幼い息子の世話と家事に追われるディアナは、ある日突然、夫アリから第2夫人を娶りたいと告げられる。アリはあくまで二重生活は問題ないと主張し、この決定を受け入れるよう促すだけで、ディアナに向き合おうとせず、新たな家族との生活も並行して始めてしまった。夫の勝手な行動に無力感を感じながら、ディアナはこれからどう生きていけばいいのか苦悩する…。『鏡は嘘をつかない』（TIFF2011 TOYOTA Earth Grand Prix受賞／2016年劇場公開）に続いてカミラ・アンディニが発表した本作は、女性の立場から一夫多妻を問い直す中編。『ラブリー・マン』では娘役だったライハアヌンがディアナを演じている。