富と貧困の狭間で女主人公が抑圧に苦しめられる。J・メイソンの米映画進出作でもある。オルリグのモデルはハワード・ヒューズ。
富裕な実業家のオルリグと結婚したリオノラは、愛情もなく彼女を支配しようとする夫に苦しめられる。豪邸を飛び出し、貧困地区で開業する医師ラリーのもとで働き始め、やがてラリーと恋に落ちるが、そのとき彼女はすでにオルリグの子供を身ごもっていた。夫のもとに戻ったリオノラは、精神的に追い詰められていく。
監督 | マックス・オフュルス
舞台俳優、演出家として活動した後、1931年に映画監督デビュー。1933年、ナチス政権下のドイツからフランスへ逃れる。アメリカでも4本の映画を監督したほか、多くの国で監督作品を残した。1957年、『モンパルナスの灯』撮影中に死去(この作品はジャック・ベッケルが引き継いで完成させた)。代表作は『忘れじの面影』『無謀な瞬間』『輪舞』『快楽』『たそがれの女心』『歴史は女で作られる』等。 |
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スタッフ | 監督 : マックス・オフュルス プロデューサー : ウォルフガング・ラインハルト 原作 : リビー・ブロック 脚本 : アーサー・ローレンツ 撮影監督 : リー・ガームズ 美術 :フランク・ポール・サイロス 編集 : ロバート・パリッシュ 衣装 : オリー=ケリー 音楽 : フリードリヒ・ホランダー |
キャスト | ジェイムズ・メイソン バーバラ・ベル・ゲデス ロバート・ライアン フランク・ファーガソン クルト・ボワ ルース・ブレイディ |
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