農場の娘マヤは森林保護区に迷い込み、誤って絶滅危惧種のフィリピンワシを撃ち殺してしまう。死骸を見つけた警察が捜査を開始するが、さらに恐ろしい事件が明らかになっていく…。デビュー作『レコーダー 目撃者』(TIFF2013出品)で注目されたミカイル・レッドの第2作は、複数の事件による謎が謎を呼ぶ“森のミステリー”ともいうべきスリリングな一編。フィリピンワシは全長1メートルと現在生存している最大のワシだが、開発で生息地が破壊され、剥製用に乱獲されるなどにより、野生の個体数が200羽以下といわれている。
【監督メッセージ】
この広い世界を歩み抜けようとすると、道に迷うことがあるかもしれません。でも、いずれ元に戻る道を見つけ、落ち着くことでしょう。時には、自分たちは「希望を追求する者」の最後の生き残りだと感じることがあるかもしれません。でも、フィリピンワシと同じように、何とか生き延びるのです。絶滅危機にはあるけれど、決して消滅することのない真実を求めながら。
予告編を見る作品画像に戻る